新築アパートを購入して不動産投資をするメリットは?
新築アパートを購入して不動産投資をするメリットは、ほとんどありません。
サラリーマンが土地を仕入れて、新築アパートを建てることは非常にリスクがあります。
また、土地付きの新築アパートを購入をする事にも非常にリスクがあります。
その理由は、利回りが非常に低いからです。
ただ、現金で新築アパートを購入をする人は別です。
数千万円以上もする新築アパートを購入できるだけの資金があれば、
10年ぐらい所有をして売却をすれば、それなりに利益も出ます。
しかし、不動産投資ローンを利用をして新築アパートを購入をする事は
大損をする可能性が高いです。
例えば、6000万円の木造の新築アパートを購入をするとします。
利回りは8%前後です。
1年間の収入が480万円前後です。
新築の賃貸住宅は、必ず新築プレミアという
家賃が相場より高くなる傾向があります。
このため、家賃は数年経ちますとかなり下がります。
だいたい5年経過をしますと、15%ぐらいは下がります。
そうなりますと、新築アパートを購入をして5年経ったら
年収は約408万円になります。
さらに5年経ちますと、家賃が15%下がります。
そうなりますと、10年経った新築アパートの家賃は、
年収で約346.8万円となります。
だいたい、10年間の平均の年収が413.4万円です。
10年間の収入が4134万円です。
それで、この築10年の木造アパートを
どのぐらいの金額で売却をできるかといいますと
4000万円前後です。
10年間の収入4134万円+アパートの売却金額4000万円
=8134万円
税金と維持費をを考えずに、10年間の手取りの金額は8134万円です。
新築のアパートは6000万円で購入をしましたので、
8134万円÷6000万円=10年間で35%の利回りです。
1年間で3.5%の利回りです。
これでは、税金を支払って、維持費を支払って、
固定資産税を支払えば、完全な赤字です。
このように論理的に考えれば、新築アパートを購入をするメリットは、
サラリーマンにはありません。


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