利回りが低い収益物件は、売却価格が間違っていることが多い
利回りが低い収益物件は、売却価格が間違っていることが多いです。
不動産投資物件を探していますと、異常に利回りが低い物件があります。
そのような物件は、不動産仲介会社が売却価格を釣り上げているか、
売主が売却価格を高くしているか、どちらかです。
ただし、東京都23区内の収益物件は別です。
(利回り8%前後が普通です。)
不動産仲介会社が売却価格を釣り上げることは、よくあることです。
特に大手不動産会社は、この傾向が強いです。
それには理由があります。
まず、大手不動産会社というのは、自分たちですべて売却を仲介したいです。
そうしますと、不動産投資物件を売却をしたときの仲介手数料が
両手でもらえます。
仲介手数料が両手でもらえる意味は、
買い主と売主から仲介手数料を貰えるのです。
例えば、1億円の不動産投資物件を仲介しますと、
306万円+消費税分の金額を買主と売主からもらえます。
そのため、712万円+消費税分の金額を仲介手数料としてもらえます。
これが、他の不動産仲介会社が仲介に入りますと、
半分の売主分の306万円+消費税分の金額しか仲介手数料がもらえません。
このため、大手不動産仲介会社はワザと相場以上の売却価格で
収益物件を売却しようとするのです。
このような収益物件は、購入を検討しないことです。
そうする事で、1~2年以上売れ残ることになり、
いずれ、大幅な価格の交渉ができる収益物件となります。
売主が売却価格を釣り上げている場合は、
いろいろな事情があります。
収益物件を購入をしたときの借金がたくさん残っていたり、
相場をまったく無視して、売却価格を高くしていたりします。
このような物件は、一応、売却価格を交渉をする余地があります。
しかし、基本的には売主が交渉をした売却価格に
納得をしないことが多いです。
そのような時は、あっさりと引き下がって、
1~2年様子を見てみましょう。
必ず売れ残っています。
そのような売れ残っている物件は、何年かしたら
価格の交渉ができる収益物件となるのです。


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